熱に浮かされ熱海まで。
新年度の疲れと二日酔いで久しぶりに発熱。
でも何としても行きたい企画展があるので、初めての熱海、そしてMOA美術館へ。
MOA美術館は2017年にリニューアルオープンをしたのですが、こちらのデザインに携わったのも杉本博司さん。(←最近よく日記に書かせて頂いています。)
そんなMOA美術館で『富嶽三十六景』と『東海道五十三次』が一挙公開になっている!しかも24日まで!ということで、これは何としてでも、、、。というわけなのでした。
肝心の企画展はというと、、、。
富嶽三十六景と東海道五十三次をこんなにゆったりと一枚一枚鑑賞できたのは初めてでした。
(以前にも上野で観たことはありましたが、人の海に流されないのに必死で味わうどころではありませんでした。)
今回は本当にじっくりと味わうことができ、北斎からは「これ、写真に使えそう!」と思える粋な構図をたくさん教わり、広重のおかげで「東海道新幹線では通過する街にも行ってみたい!」となりました。
そして何よりも、これらの作品群を行ってみたかった美術館で観ることができたのが嬉しかったです。
美術館そのもの、働いている学芸員さん、竹林や湘南の海といった周囲の環境、その全てが素敵でした。
MOA美術館は相模湾の海が一望できる美術館として有名ですが、美術館の裏手にある日本庭園と竹林も負けていません。
遠くから聞こえる小々波の音を伴奏に、竹の葉が風に揺れる音と小川のせせらぎが奏でる涼しげなメロディーが最高に心地良かったです。
あと、尾形光琳のお屋敷も土間?から覗く庭、障子から差す陽光がとてつもなく美しい、、、。
熱があったことも、二日酔いだったことも忘れてしまうひと時でした。
熱海は大崎からだと、各停でも1時間半ちょっと。
これまた実家帰るより早くて悲しい、、、。
この先の企画展やイベントも興味を唆るものばかり。
また近々行ってみようかなと思っています。
よし、疲れも熱も熱海へ置いてきたので、明日からまた頑張れそうです!
<おまけの写真>
①杉本博司さんの海景シリーズ『熱海』その一
②海景シリーズ『熱海』その二
③月下紅白梅図(学芸員さんの勢いに負けて撮って頂きました。が、ひどい格好&O脚。作品に申し訳ない、、、。)
④2階ロビーからの図
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