彫刻を暮らしのなかに。

駆け込みでイサム・ノグチ展🏃‍♂️
ニューヨークのMETで見たノグチ氏の『水石』という作品。

3日間連続で観に行くぐらい気に入ったのですが、「何でこうも肌に馴染む作品なのかな?」と。

そのヒントを探しにやってきました。
このよく分からない肌に馴染む感じ、それの秘密は2つありました。

①彫刻を人々の生活や社会の中で役割を果たすものへと昇華させようとしたから。

②その過程として、人間の身体や身体感覚を起点に、身体を取り巻くあらゆる分野にその領域を広げたから。

f:id:marikojikoji:20181018080327j:image

石の彫刻に限らず、照明は「光」の彫刻、庭は「空間」の彫刻、そして噴水は「水」の彫刻という観点から製作されている点が面白いな〜と思いました。
特に有名な照明『あかり』シリーズの部屋は、和紙から照らし出される柔らかな光がじんわりと、ゆっくりと身体に沁み渡るような感覚がして何とも心地よい空間でした。何となくではあるけれど、どうしてあのとき心が動いたのか分かってスッキリした連休最終日でした。(シルバーウィークに行きました)

f:id:marikojikoji:20181018080444j:image