キーワードは、心地よい澱み。

念願のニューヨーク旅行から早1ヶ月。
あまりにも沢山の刺激を受けて、なかなか自分の中で整理できずにいました。

この一ヶ月は、東京の色んな場所や人をたずねて見たり聞いたり。

比較していくうちに、段々とニューヨークで感じたことを言葉に落としこめるかも!と思えるようになってきました。

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ニューヨークといえば、金融・食・娯楽に至るまで、あらゆる分野で世界を牽引する街。
さぞかし大都市で活気に溢れた街なのだろう、、、と行く前は楽しみ半分、不安半分でした。
でも実際に行ってみたら、あらビックリ。
思いのほか居心地が良く、むしろ東京よりおおらかな時間が流れていました。

なぜそう感じたのか。
それは、街がみんなに開かれており、空間的にも、心理的にも、ひとが留まる余白があったからだと思います。

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ほぼどこの交差点わきにもホットドッグ屋さんや、ドーナツ屋さんの屋台。
そして通りを少し歩けば、ちょこっと座れるベンチや広場があって、そこでホットドッグを温かいうちに頬張れる。
銀行や企業のビルの前の広場も街に開かれており、そこでお勤めしている人はもちろんのこと、通りがかりの人もそこで休憩していました。
セントラルパークやユニオンスクエアなんかに行ったら、もうベンチだらけ!!
観光客も多いけれど、地元の利用者も方が多い印象を受けました。

仕事休憩、青空読書、友達とお喋りなどなど、みんな思い思いの時間を過ごしていました。

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そんななかに、自分もこっそりと身を置いてみる。

するとどうでしょう。

よそ者だし怖いな、、、という不安は嘘のようでした。
なんだか街に受け入れてもらったみたいで、
「自分もここにいていいんだ!」という気分になりました。
本当に居心地が良くて、天気の良い昼下がりなんかは、公園のベンチで平気で2時間近く読書をしてしまうほどでした。

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ニューヨーク。

一言で言うならば、それは不思議と人の流れが澱んで、そこでおおらかな時間・空間が生まれる不思議な街でした。

東京にも公園はありますが、街そのものは意外と素っ気ない。

「ちょっと休もう。」「心地よい場所を探そう。」と思うとお金を払ってカフェへ、ということが多いのではないでしょうか。
東京という街もいろんな表情があって、エリアごとの違いもあります。

だから一括りにして語ってはいけないことも分かっています。

でも、これだけは言いたい。

ニューヨークみたいにもっともっとみんな開かれた街になってもいいんじゃないかな?

そうしたらさらに素敵な街になれるはず!!

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