2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

グンマーの秘宝、太田市美術館・図書館。

「この企画展を逃したら、グンマーに行くことは当分ないだろう、、、。」 ということで、ずっと気になっていた太田市美術館・図書館へ行ってきました。 駅を降りて片目を瞑って顔を上げると、どこにでもある地方都市の殺風景なロータリー。なのですが、、、…

「僕らはもっと繊細だった。」

今日はお天気だったので、散歩がてら原美術館へ。Lee Kit さんは香港出身のアーティスト。 彼の特徴は、展覧会を開催する街の空気感や感情に寄り添った作品を創り上げることだそうです。 今回初めてLee Kitさんの作品を拝見して思ったことは二つ。 ①光の使い…

キーワードは、心地よい澱み。

念願のニューヨーク旅行から早1ヶ月。あまりにも沢山の刺激を受けて、なかなか自分の中で整理できずにいました。 この一ヶ月は、東京の色んな場所や人をたずねて見たり聞いたり。 比較していくうちに、段々とニューヨークで感じたことを言葉に落としこめるか…

彫刻を暮らしのなかに。

駆け込みでイサム・ノグチ展‍♂️ニューヨークのMETで見たノグチ氏の『水石』という作品。 3日間連続で観に行くぐらい気に入ったのですが、「何でこうも肌に馴染む作品なのかな?」と。 そのヒントを探しにやってきました。このよく分からない肌に馴染む感じ、…

陰翳をことばで語る。

「美は物体にあるのではなく、物体と物体との作り出す陰影のあや、明暗にあると考える。」谷崎潤一郎『陰翳礼讃』より。 以前、『建築の日本展』で学んだ日本建築の三つキーワード「もののあはれ」「無常」「陰翳礼讃」。いずれも感性であって、目に見えない…