語ることばを手にする。

音楽も絵画も昔から人並みに親しんできたほうだ。しかし、自分がなんでその曲を、その絵を好きなのか、良いと思うのか
具体的に言語化できずずっともどかしさを感じていた。

そんななか、昨年から絵画教室に通い始めた。
絵は見るのは好きだけど、描くのは全くダメ。学校の美術はいつもお情けで評価をもらっていて、どちらかというと描くことに対して良い思い出はない。それぐらい苦手意識があるのに教室に通い始めた理由は、描いてみたら絵の見方とかわかるのかな?という興味があったからだ。
実際に通い始めて一年。今も描いていて楽しい!というより辛い気持ちが上回っているが、絵を見るときの目は少しずつ磨かれてきている気がする。素人ながらも、構成、配色、対比など自分が一つの絵としてまとまりを持たせるときに注意する点に関して目がいくようになった。自分で描くときはこういうところが全然できないのにこの人はそこをうまく描いているなあ〜とか、ここにこの色を入れるとこんなに輪郭が浮かび上がってくるのか!とか。自分が良いなあと思う点がちょっとずつ言葉にできるようになってきた。また一方で、こういう描き方ができる画家を探したいなあと考えるようにもなった。

絵を描くこと自体は本当にまだまだだが、自分の好きを言葉にできるようになったことは自分にとっての成長だと思う。いつか音楽についても語れるようになりたいので、次は楽器も…。(51/100)

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