たまには足踏みでもしてみようかな。
「角屋」(21/100)
家プロジェクトの第一弾で、個人的にすごく思うところがあった作品。(宮島達男さん作)
※館内は撮影禁止なので、写真は下記のURLからお借りしています。
http://setouchi-artfest.jp/artworks-artists/artworks/naoshima/5.html
築200年の家屋を改修して作られた角屋さん。部屋中央はに水が張ってあり、色とりどりのデジタルカウンター(全125個)が1から9まで点滅。
そのスピードはそれぞれ異なります。
このスピード、一つ一つ島民の方の手で決められたとのこと。
目もくれぬ速さで進むもの、不規則なリズムで進むもの、それから「あれっ?大丈夫かな、、、。」というぐらいのんびり進むもの。
その一つ一つが個人や社会の中に流れる時間の速さを表しているのかな。
常にエネルギッシュに走り続けたい人もいれば、疲れちゃうから休憩しながら歩きたい人もいる。
効率と生産性を求め続ける社会もあれば、前者から見たら非効率と思えるほどゆるやかな社会もある。
人それぞれ、時の刻み方、感じ方は違うし、自分に合ったスピードがある。
そんな違いを認め合って、角屋さんみたいに一つの空間(世界?)で皆んながゆるっと共存できたら幸せだなと思いました。
(すごくラブアンドピース!的な文章になってしまった感、、、。)
私も角屋さんを観て、もっと自分にあった時の刻み方があるんじゃないかな?もう少し見直したいな、と思いました。
たまには足踏みをしてみるのも良いのかなと。