ちょっと不便に、ちっちゃく住まう。

品川に越してきて早3年。
ふと、便利が当たり前になっている自分に驚く。
電車も、カフェも夜中の2時まで。
スーパーは23時まで、コンビニは24時間営業。
何かが足りないとき、ご飯作るのだるいなと感じたとき、お金さえあればスッと解決。

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以前は最寄りのコンビニが徒歩15分。
コンビニアイスを食べることさえ特別で、幸せな時間。
ましてスタバなんて、となりのとなり町にしかなくて、本当に贅沢品。
でも、今は徒歩5分圏内で全てが手に入る。

とってもくだらない話だけど、先日旅行中に突然ボールペンの出が悪くなった。
買い換えよう!と近くにお店がないかと探すがなかなか見つからず。
やっと見つけたコンビニでも気に入ったものがなく、もうっ!(怒)となる。
そんなボールペン1本のことでイライラしている自分に気づき、恥ずかしくも悲しくも思った。(おかげで後日ボールペンを手に入れ、スラスラと紙の上を滑らせたとき、すごく幸せに感じた)

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便利に慣れすぎて、お金をかけないと、すぐに解決しないと、幸せを感じることができなくなっている自分が怖い。
本当はモノが揃わなくても、お金をかけなくても、感じることができる幸せはたくさんあるはずなのに。
昨日は家にあるものに、ちょこっと買い足して夜ごはん。それを考えたり、作る過程が楽しくて幸せに感じた。

今日から始まる新年度。

品川という土地に身を置きつつも、便利から身を遠ざけ、ちょっと不便に、ちっちゃく住んでみようと思う。