マイ棚卸し in 直島。
何だか針が欠けたコンパスで歪な円を描くような毎日。
これのままでいいのかなぁ、と思いながらもクルクルと回り続ける。
でもここに来ると、ふと手を止めて(?)自分が描いてきた円を見つめ直すことできる。
言うなれば、直島はマイ棚卸しスポット。
現代アートを眺めていると、その解釈が人それぞれでいいのと同じように、今の自分の生き方も捉え方次第なのかなと少し心が軽くなる。
そして、穏やかな瀬戸内海は、良いところも悪いところも引っくるめて、今の自分を全て包み込んでくれる。
こういった具合に、直島に来ると自分が描いてきた円(日常)を眺めて、良いところ、悪いところと真正面から向き合うことができる。
何が正解なのか分からないけれど、自分の好きな円を描けるようになりたい。
それはちょっとずつ修正しながら描けるようになるものなのか。
それとも「えいっ!」とコンパスそのものを替えてしまうぐらいの大胆さが必要なのか。
どっちなのだろう。
ただ、歳を重ねれば重ねるほど、コンパスを替えることへの抵抗感が強まるのは確かなことだと思う。
次回直島に来るときは、「おっ、少し上手に描けるようになったかも?!」と思えるように頑張ろう。
※今回はたまたま好きなホテルの予約が取れたうえに、その日はなんと花火大会。
さらに予期せぬ嬉しい再会もあったりで、つくづく直島は奇跡を呼ぶ島だな〜と。
※最後にちょっとだけ写真を載せます。
①南瓜と花火
花火に照らされた夜の南瓜はちょっぴり妖艶な雰囲気。
②部屋には大好きなジェームス・タレル
滞在中は椅子に腰掛け読書したり、ボーッと海を眺めたり。
ずっと眺めていると、光硝子の海にスーッと吸い込まれるような不思議な気分に。