グンマーの秘宝、太田市美術館・図書館。

「この企画展を逃したら、グンマーに行くことは当分ないだろう、、、。」

ということで、ずっと気になっていた太田市美術館・図書館へ行ってきました。

駅を降りて片目を瞑って顔を上げると、どこにでもある地方都市の殺風景なロータリー。なのですが、、、。

いざ両目を開くと、眩しいほど輝くガラス張りの建物が!!

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外壁を極力ガラス窓に置き換えたことで屋内にいても陽の暖かさを肌で感じられる素敵なつくりになっていました。

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建物については申し上げたいことが山々ですが、企画展のことを少し。

「ことばをながめる、ことばとあるくー 詩と歌のある風景」という企画展で、各フロア、1テーマの三部構成になっていました。

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一番印象に残ったのが、最果タヒさんの詩と佐々木俊さん、祖父江慎さん、服部一成さんのグラフィックがコラボレーションした作品でした。

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「美術館で詩を読むとしたら、その詩はどのような形を持つか」という問いが出発点になった本展覧会。

何だろう、言葉で表現するのが難しい。

詩を読むというより肌で感じるような不思議な体験で、詩集にジッと向かって読むときよりも、言葉がスーッと頭に、そして身体に浸透する感じがしました。

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ちょっと主旨から外れますが、「あっ、いいな!」と印象に残っている詩って、案外雑誌や、映画のワンシーンで引用されている詩のことってありませんか?不覚にも出会っちゃったよ!みたいな感じで。

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今回の展覧会では、詩が本の活字から解放されて、美術館の中を自由に泳いでいました。

そして、これをきっかけに詩の新たな楽しみ方が発見され、今まで詩にあまり馴染みがなかった人が詩と出会う取っ掛かりになったのかなと思います。

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