廃屋から、愛され図書館へ。

瀬戸内海に浮かぶ小さな島に、皆んなから愛されている図書館があります。
その名は男木島図書館。
たまたま徳島までの往復の航空券をマイルでゲットしたので、バスとフェリーを使って行ってきました。(※男木島は香川県高松市です)

f:id:marikojikoji:20180704204115j:image

ちょうど梅雨明け直後ということもあって、図書館も、島自体も観光客は少なく、のんびりした雰囲気が漂っていました。

図書館に来たときも、お客さんは私ひとりだけ。
図書館の方(オーナーの旦那さん)に出してもらったカレーライスを食べながら、図書館のこと、男木島のことを色々お話しして頂きました。

f:id:marikojikoji:20180704204139j:image

男木島図書館は2016年に開館した私設図書館。
築100年の廃屋をリノベーションして建てられました。
写真を見せて頂いたのですが、草や廃材に覆われて何が何だか分からない物体でした。
撤去作業だけで数週間掛かったそうです。

こちらの図書館、オーナーのウェブデザイナーさんと男木島出身の旦那さん、そして建築家さんでイメージを話し合って設計。
改築作業にあたっては、県内外からたくさんのボランティアの方が携わったとのことです。

(ウィキペディア先生には300人以上と書いてありました。)

f:id:marikojikoji:20180704204201j:image

私が訪れたときは、後からご近所さんが一人、二人といらしていましたが、普段は島の人たちがゆるっと集まって、お話ししたり、お茶したりしているみたいです。
置いてある本のジャンルは様々ですが、児童書が多い印象。
近年、男木島では移住者が増え(しかもIターン)子供の数もグングン増えているそうです。

旦那さん曰く、島で待機児童が出そうなレベル。
そういうこともあって、子供達の遊び場にもなっているとのこと。

f:id:marikojikoji:20180704204225j:image

一方、観光シーズンになると図書館に人が入りきれず外に行列ができるほど混むそうです。
ちなみにお客さんは西日本の方が多いのかなーと思ったら、意外にも関東から来る方が多いらしいです。
最近は海外からのお客さんも多く、一番多いのは台湾。

台湾から高松まで直行便があるためアクセスが良いことも挙げられますが、男木島は台湾の方が持つ日本のイメージにピタッとくる?とのこと。

f:id:marikojikoji:20180704204258j:image

旦那さんから図書館のお話を聞いて、図書館の愛されっぷりを知り、何だかこちらまで幸せな気持ちになりました。
そして気付いたら、私もこの図書館のファンになっていました。

次はいつ来れるかな〜。

(32/100)